グループホームで生活しながら、食事や睡眠をしっかり摂って、平日は勤務先や通所先に通い、休みの日には好きなことをして過ごす…ずっとこのような健康的な生活ができれば理想的です。
しかし、誰にでもいえることですが、年齢が進むにつれ、肥満、高血圧、糖尿病、といった「成人病」や、高脂血症のような健康リスクにも気を付けなければなりません。
グループホームみうらんどは、横須賀市内に複数棟ありますが、利用者様は、40台後半から50台後半の方が多いのが特徴です。
このなかには、成人病をお持ちだったり、もしくは、健康リスクが高い方がおられます。そのうちのほとんどの方が、ここに入所されたときには、すでにそのような状態でした。
グループホームみうらんど では、そういった方々の健康状態を悪化させず、医療機関と協力して、好転できるような支援をしていきたいと考えています。
まず、毎日の食事の面では、肉魚野菜のバランスのとれたものの提供を心掛けています。
また、月に一度、健康管理を目的に、看護師の方に訪問していただき、健診や通院の時の採血データや、血圧、体重の推移を基に、日頃の生活における注意点、食事や運動などに関するアドバイスなど、ホームで健康的に生活するためのモチベーションアップをしていただいています。
もちろん、成人病のように慢性的な病気ばかりではなく、皮膚病や、かぜといった病気に罹ることもよくみられます。
そのような場合、原則的には、ご自分で通院・治療していただきますが、症状などの説明が上手くできない方については、生活支援員が同行することもあります。
また、塗り薬など、部位によってはご自分で塗れない場合は、世話人がお手伝いする場合もあります。
また、昨今では、新型コロナといったに感染力の強い病気に罹る利用者様もおられます。そのような場合、基本は、居室内で療養をしていただくことになります。
療養期間中も、朝夕のお食事の提供を行います。昼食については、本来は、当ホームでは提供しておりませんが、療養中は、日中支援として昼食の提供することもあります。また、体温や血中酸素飽和濃度といった数値の推移を計測し、症状が悪化した場合は、即座に医療機関と連携して対応します。
このように、グループホームで暮らすということは、日々の食事や健康管理の面だけでなく病気や健康阻害のリスクに直面した時に、孤独に陥らず、スタッフからの支援はもちろん、外部の医療機関などと連携した支援も受けられるというメリットがあります。